1.事前準備
(1)
本リーグの規約、運営要綱、審判規定、懲罰規定、会場当番マニュアル
(2)
登録票(登録団体票)
(3)
審判報告書、運営報告書、会場当番チェックシート
(4)
グラウンド使用承認書
※ (1)~(4)は会場当番ファイルにあります。
(5)
ライン引き一式;ラインカー(幅12cm以下)、メジャー(長さ推奨100m)、石灰(一日20kg/半日10kg、後日精算)、荷造り用紐(ゴールネット補修に使用)
(6)
審判証・審判手帳、審判服一式(シャツ、ショーツ、ストッキング)3組、審判携行品(ワッペン、ホイッスル、警告・退場カード、腕時計、コイン、審判記録用紙・筆記具、フラッグ1組)
(7)
空気入れ、5号公認試合球(予備として使用、空気圧は0.6~1.1気圧)、
(8)
メンバー表用紙、選手交代用紙(予備として使用)
※ (5)~(8)についてはチームで準備する。
2.会場設営(第一試合開始前)
(1)
会場当番に当たっている運営委員は第一試合開始75分前までに試合会場へ到着し、管理事務所のあるところでは会場使用の事務手続きを行う(県サッカー場、多賀城緑地、宮城広瀬、ニッペリア各会場については管理事務所へ使用承認書を提出し、係員の指示に従う)。
(2)
第一試合の両チームは試合開始70分前までに試合会場へ集合するので、運営委員は両チームに会場設営の適切な指示を与える。両チームの選手に会場設営を協力してもらい、原則として試合開始30分前までに設営を完了する。
※ フィールドの設営方法については下段別項参照
(3)
会場当番の本部をフィールドの外、ハーフウェーライン延長上に設置する。
3.試合運営
(1)
各試合開始前の準備
・
割当て審判員は試合開始30分前までに会場本部へ出向いて来るので、審判証(顔写真付電子証)を提示してもらい確認する。審判証を提示出来ない者は審判を出来ない。
※
会場当番チームは、各試合割当て審判員の不履行に備え常時3名以上の審判員を本部に待機させる。ただし、自チームが出場する第一試合はこの限りではなく、割り当て審判員が来場しない場合は延期とすることがある。
・
主審は両チームのユニホーム(FP、GK及び正・副相互に異色のもの)を点検した上で着用するものを決めるので、これを両チームに着用させる。
・
両チームには原則として試合開始30分前にメンバー表3部、「登録選手一覧(顔写真付)」を提出させる。直前の追加登録選手は電子登録証を提示することによって出場出来る。
・
メンバー表と「登録選手一覧」を照合して未登録選手や累積警告・退場による出場停止選手等の有無を確認する。確認後、メンバー表1部を会場当番用に残し、残りを審判員、相手チームにそれぞれ1部ずつ配付する。また、審判員とボールの空気圧を確認する。
・
選手整列前、審判員の服装・携行品(ワッペン、警告・退場カード、腕時計等)を確認する。警告・退場カードを忘れた場合は貸し出すものとする。
・
選手整列時、審判員が選手の服装・用具等を確認する間、「登録選手一覧」を用いて選手本人の照合を行う。但し、第一試合については両チーム運営委員がお互いのチームを行うこととする。
・
試合球は主審の確認を得たものを使用させる。
(2)
各試合中の運営
・
第4審判員の役割を担う(但し、これについては審判有資格者が行う)。
a.
主審、副審が万が一にでもその任務を果たせなくなった時、交代して任務を負う。
b.
選手交代では、交代で入る選手の本人確認(写真照合)並びに服装・用具等の確認を行ってから、副審に交代要請を告げる。
c.
予備のボールを管理する。主審の要請により予備ボールを供給する。
d. その他、第4審判員に必要なことを行う(「サッカー競技規則」参照)。
・
ボールが場外(観客席、防御ネット外など)へ出た際には、その都度速やかに回収する。
・
芝の会場では水以外の水分(スポーツドリンク等)使用は禁じられているので、両チームに注意を促す。
・
試合中及び前後に運営上の問題が起きたら、その内容を運営報告書に詳細に記入する。
(3)
各試合終了後の対応
・
試合間及びハーフタイムにはラインの状態を確認し、必要に応じて引き直す。
・
警告・退場の有無に関わらず主審に審判報告書を提出させる。その際、記入漏れが無いか、必要事項を正確に記入してあるか等を必ず確認すること。
・
両チームの代表者に運営報告書の内容を必ず確認してもらい、サインを必ず受領する。この時、「登録選手一覧」を返却する。
※
試合運営上に起きた問題への対応については下段別項参照
4.会場撤収(最終試合終了後)
(1)
会場当番の運営委員は最終試合の両チームに会場撤収の指示を与え、所定の時刻までに撤収を完了する。
・
ゴールポストの撤収及びゴールネットの収納(牛越緑地は不要)。
・
グラウンドの整備(牛越緑地は不要)。
(2)
本部及び両チームベンチゴミの後始末を行う(タバコの吸い殻、テーピングテープ、ペットボトル・缶など)。更に会場を一回りし、当リーグで出したどうかに拘らず全てのゴミの回収を行う。
5.部幹事確認と当番引継ぎ
(1)
会場撤収の間、会場当番の運営委員は運営報告書に必要事項を全て記入する。
(2)
会場当番チェックシートを用いて部幹事のチェックとサインを受領する。各種報告書類(運営報告書、審判報告書、メンバー表用紙、選手交代用紙、会場当番チェックシート)全てを部幹事に渡す。
※ 部幹事は記入漏れが無いかを確認すること(「部幹事の役務」参照)。
(3)
会場当番ファイルを部幹事立会いのもとで次節会場当番チーム運営委員へ手渡す。
(4)
最後に、管理事務所のあるところでは会場の使用完了報告を行う。
※ フィールドの設営について
1.
ラインを引く前に基準となるものを確認する(多賀城緑地ではトラック沿い側溝の内側、牛越緑地は堤防の裾、宮城広瀬総合運動場は駐車場の側溝、等)。基準となるものに合わせて概略の大きさを測定し、両ゴールライン、タッチラインの位置を想定する。
2.
想定したタッチラインの中心を結び、ハーフウェーラインを引く。
3.
ハーフウェーラインと並行に両ゴールラインを引く。
4.
両ゴールラインの中心をメジャーで結び、センターマーク及びPKマークを設定する。
5.
ゴールをゴールラインの中心にセットする。
6.
タッチラインを引く。
7.
ゴールポストの内側から規定の寸法でゴールエリア、ペナルティエリアを引く。
8.
センターサークル、ペナルティアーク、コーナーアークを引く。
9.
ゴールネットとポスト、クロスバーとの間に隙間が生じないように紐やテープで巻く。
10.
ゴールネットの補修が必要であれば紐で補修する。
※ 試合運営上の対応について
1.
未登録選手及び偽名登録選手の出場について
1.1
未登録選手の出場について
(1)
未登録選手名のメンバー表用紙記載が試合開始前に判明した場合には、チーム責任者にその旨を指摘し、修正叉は削除するよう指導する。運営報告書に状況を詳細に記載する。
(2)
未登録選手名のメンバー表用紙記載が試合中及び試合終了後に判明した場合は、その出場如何に関わらず、運営報告書に状況を詳細に記載する。
※ 当該チーム責任者及び会場当番運営委員を懲罰委員会開催時に審議し処分を決める。
1.2
偽名(替玉)登録選手の出場について
(1)
偽名登録選手の存在が試合開始前の身分照合時に確認出来た場合には、当該選手に出場出来ない旨を言い渡し、運営報告書に状況を詳細に記載する。
(疑わしい場合には身分を証明出来るものの提示を求め、確認することが出来る)
(2)
偽名登録選手の存在が試合中に確認出来た場合には、直ちに主審にその旨を報告し、運営報告書に状況を詳細に記載する。
(報告を受けた主審は試合を中止し、没収試合で有ることを宣言する)
(3)
偽名登録選手の存在が試合終了後に確認出来た場合には、運営報告書に状況を詳細に記載する。
※
偽名登録選手の「選手登録一覧」掲載、試合出場叉はベンチ入りの報告を受けた場合には、臨時に懲罰委員会を開き当該チーム、チーム責任者、当該選手について審議し厳重な処分を下す。
2.
ユニホームについて
(1)
ユニホームは原則として登録されたものを着用させることとする。但し、登録外のものであっても主審が承認し、後日速やかに事務局に登録変更手続きを行う旨の意志を確認出来たものについてはその使用を認める。また、カラー、デザインの不揃いや同じナンバーのもの、ナンバーの無いもの等、試合に支障の有るものは一切認めてはならない。パンツ番号の有無は全選手で統一しなければならない。
(2)
事前に両チームで相互に異色のユニホームの調整することも可能であるが、最終的に主審の承認を得たものを着用させる。
(3)
両チームもしくは片方のチームが正または副のユニホームのみ持参し、主審が承認しない場合、主審のコイントスで着用するユニホームを決める。その際、当該チームがユニホーム変更を告げられ応じられなかった場合は、その試合を当該チームの不戦敗とし、運営報告書に状況を詳細に記載する。
3.
審判員について
(1)
審判証(顔写真付電子証)の提示及び審判服の着用を全員に義務づける。審判証に写真が未貼付の場合は本人と確認出来る者を同時に提示させる。指示に従わなかった場合または何らかの理由で提示出来なかった場合はその内容を運営報告書に状況を詳細に記載する。
(2)
割当て審判員が試合開始時刻を過ぎても会場当番運営委員に連絡無く試合会場に現れない場合は、会場当番チームが審判を行う。試合後、その内容を運営報告書に状況を詳細に記載する。
(割当て審判員が試合途中で現れても試合途中の審判員交代は原則として認められない。この場合審判不履行とする)
1998年12月 初版発行 2020年3月 第5版発行